外が騒がしい。私は家の寝床から飛び起き、外に出てみた。どうやら離れた場所で煙が上がっており、火事のようだ。すると、何人かの かっぷくのいい男たちが煙が上がっている方向ではなく、自分の方へ向かって走ってきた。その瞬間 私は、その目的を察した。
さて、男たちが近づいてきたのは何が目的だろうか、推理してみてください。
※コメント欄で、最終的に解答を載せています。皆さんの質問をもとに考えてみてください。下に行けば行くほど、解答に近くなってきます。
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接近する男たち【水平思考問題】
私の体型を見て男達は駆け寄ってきましたか？
ご質問ありがとうございます。いいえ、”私”の体形は関係ありません。
かっぷくのいい男達が私に駆け寄ってきたのは火事が起こった場所と何か関係がありますか？
ご質問ありがとうございます。
かっぷくの良い男たちが”私”にかけよってきた→いいえ。私にかけよったわけではありません。
火事が起こった場所と関係があるか？→はい、関係はあります。
私の家は普通の民家ですか？
ご質問ありがとうございます。はい、普通の民家です。※ミスリード注意です。
かっぷくの良い人たちは何かの目的で家に近づいてきた？
ご質問ありがとうございます。はい、そうです。家に近づいてきました
かっぷくのいい男達は火事から逃げてきましたか？
ご質問ありがとうございます。いいえ、火事から逃げてきたわけではありません。
私の家の周りに他の家はありますか？
ご質問ありがとうございます。はい、他の家はあります。
火事が起こった場所は人や車の通りが多い場所ですか？
ご質問ありがとうございます。
人通りは多かったか？→イエスです。
自動車が多かったか？→いいえ。少しヒントで〈全くのゼロ〉です。
私は自動車を所有していましたか？
ご質問ありがとうございます。いいえ、所有していません。
かっぷくのいい男たちが近づいてきた結果、「私」は何か大きな損害を受けますか？
ご質問ありがとうございます。はい、ある程度の損害はあります。
時代は現代ですか？
ご質問ありがとうございます。非常に良い質問です。いいえ、現代ではありません。
かっぷくのいい男たちは江戸時代の火消しですか？
ご質問ありがとうございます。正にその通り！イエスです。そろそろ解答が出そうですね！！
火消しである男たちの目的は私の家を壊し、火が燃え広がらないようにすることですか？
ご質問ありがとうございます。その通り、完璧です。解答が出ました！
解答が出ましたので、詳細を記載します。
時は江戸だった。
火の延焼を防ぐため、家を壊すために火消しであるかっぷくの良い男たちは、近づいてきたのだ。
当時は延焼を防ぐために、火が回る前に 予め、なんともない家を破壊することが主な対策の一つだった。
風下に位置していた男の家 つまり当時の一般的な民家である平屋に、体つきの良い火消しが来たことにより、現場からの風下に位置していること、そして、〈またしても 住む家が壊されること〉を察した。
備考や気づきのための豆知識
※当時 江戸では火事は日常茶飯事でした。当然木造建築の家なので、とんでもない規模の大火事になることも少なくなかった。そのため家自体の財産的な価値が現在と比べて著しく低かったそうです。
※火消しは、現在でいうと消防士にあたる人たちのことです。
※水を使った消火は当時の技術では水圧が出せず消火能力が低かった。火が回りそうな風下の平屋に先まわりしての取り壊し、また火の近くでうちわのようなものであおいで となりの家に火がまわる時間を稼ぐ、などが具体的な対策だったようです。
たくさんの質問ありがとうございました。
時代が違うのは完全に盲点でした。
面白かったです。
感想をありがとうございます！また、たくさんの質問ありがとうございました。楽しんでいただけて良かったです。また、ぜひ遊びに来て下さいー！