昔、化学メーカーではたらく研究員のエンキさんは、強力な接着性を持つ接着剤を研究していた。
たくさんの実験をする中で、これまでに見つかってないほどの接着力が弱い接着剤の配合を見つけてしまった。
結果的に化学メーカーは大儲け、エンキさんは社内で大きな昇進を果たすことができた。
なぜ?
これは、手がかりノーヒントでいきましょう!
さて、みなさん分かりましたか。
この下に解答を載せるので、スクロールに気を付けてくださいね。
解答:
当時、剥がれないことをウリにした製品ではなく、逆に”剥がしやすいことがウリの製品”を作り、それがユーザーに大きな支持を受けたから。
その製品の名は、メモなどに使う「付箋(ふせん)」である。
どこでも簡単に貼り付けることができて、要らなくなったらすぐ剥がすことができるメモ紙。
しかも、接着力が弱いので、貼ったモノには何も残らず、傷もつかないのが大好評となった。
接着剤を作る、接着させる ということにだけに固執すると、こういった発想は生まれにくいですよね。
ユーザーから良いと思ってもらえる製品かどうか、という点などビジネス的な視点がカギ。結果的に ユーザーは製品を気に入り、製品とユーザーが強く接着したので、メーカーの目的は達成できたのかもしれません(笑)
いかがでしたか。あなたの想像力が豊かになれば幸いです。
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