エンキは人型ロボットを作る天才でした。
見た目、話し方、記憶を完全に人間である完璧なロボットをミス無く作ることができました。
ただ、1000体目のロボットを作ろうと思った時、あることに気づき、ロボットを作るどころではなくなってしまいました。なぜ?
手がかり:
ロボットを作る時に誰かに邪魔をされた?→いいえ。
1000体目のロボットを作ろうと思えば作れた?→はい。
数台目のロボットを作っている時は、気づけなかったか?→はい。良い質問です。
どうでしょうか、分かりましたか。分からないという方は、もう少しヒントを出します
エンキは文字通り、全くミスなくロボットを作り上げてきましたか?→はい。
999体のロボットを作ってきた際、どんな小さなミスもありませんでしたか?→はい。
たくさんのロボットを作るほど、エンキは気づきやすくなりましたか。→はい。
それでは答えを。
この下に記載します。
答えがあるので、注意して下さい。
答え
エンキは、自分自身が非常に精巧にできた人間型ロボットであることに気づき、ショックを受けたから。
999台もの人間型ロボットを、たったの一度のミスもなく、作りだすことは、人間には不可能な技術。エンキは、人間型のロボットで、しかも人間型ロボットを作ることができるロボットだった。